この認定制度により、リサイクル事業者は多角的なアプローチで再資源化事業の高度化に取り組むことが可能となります。
排出事業者としての視点
この法案の施行により、廃棄物を出す排出事業者にとっても、廃棄物をどのように管理し、どこに委託するのかという判断はますます重要となり、変化や対応も必要となってくるでしょう。排出事業者が検討すべきポイントとしては以下のようなものが考えられます。
リサイクル事業者の選定と連携が、自社の環境負荷・または環境貢献に大きく関わってきます。今回の法案を受け、リサイクル事業者の競争が活発化すれば、サービスの質と効率の向上が期待されます。
動脈、静脈の連携が体系化・活性化していく中、社内の廃棄物管理プロセスを見直し、また廃棄物に関する情報精度を高めることで、資源循環に向けた今後の大きな流れにも、対応できるでしょう。
リサイクルの積極推進は、企業の持続可能な成長のため必要な取り組みです。それが新たな価値を創造するという認識を広めながら、自社の廃棄物を最適に処理していくことが求められています。
この法案を契機に、資源循環に向けた各所の取り組みが、一層強化・活発化することが期待されます。